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院長ブログ

夏の病気

食中毒

*起これば飲食店では業務停止*

食中毒で飲食店が業務停止になったというニュースを時々見かけます。最近では、飲食店も調理食品の保存に気を遣い弁当などは消費期限を三時間ぐらいに設定したり、 生ものには必ずミニ保冷剤を敷いたりして腐敗菌の増殖に過剰と思えるほど注意しています。しかし、実態は家庭でしばしば起こる日常ありふれた細菌の中毒性疾患なのですが・・・ただ、症状が軽症の場合は軽い吐き気や下痢、発熱などが多く、2,3日で症状が軽快するため、「何か当たった」程度で家庭では見過ごされがちです。

*家庭の食中毒予防!*

夏の生鮮食品の購入は新鮮なものを購入し、消費期限や特売商品の傷みなどには注意しましょう。また、購入後は帰宅時間も考慮し、常温の時間をできるだけ短く、 帰宅したら、すぐに冷蔵庫や冷凍庫に保管し、食品の鮮度を保つことを第一優先にしましょう。冷蔵庫の保管は夏になると食品を詰めすぎ、逆に冷却温度が下がるので、詰め詰めに保管せず冷気が環流するように配置に注意しましょう。

盛夏の時期は食事直前に火を通せるものを中心に料理を考え、生もの、和え物、総菜はできるだけさけるようにしましょう。 調理器具の洗い(熱湯をかけるだけでOK)と手洗い、また水周りの清潔と乾燥にも注意しましょう。

生肉、生魚、卵の食材をさわった後はその都度手洗いし、食材間の菌が他の食材に移行することを避けましょう。 最近は、調理済みの食材も多いのですが、生で和えるものはできるだけ避けて、火を通す食材にしましょう。ただ、火を通したものでも黄色ブドウ球菌のように毒素タイプの食中毒は熱で不活性化できないため、効果がないこともあります。

黄色ブドウ球菌は皮膚の常在菌で食品に付着するとその場所で増殖、毒素産生します。夏場はおにぎり、おすしなどの長期保存(1~5時間)で起る場合があるので注意!! サラダ、さしみなども要注意ですよ! 切り傷などは傷パッドを貼り、傷口が食材に接触しないように!

残った食品 は特に注意し、できるだけ早く冷却(速く中まで冷えるように小分けにして保存)するように普段からしておきましょう。口にいれる前には必ず、見た目(糸など粘りがないか!)、臭い(酸っぱい臭いや嫌な臭い!)、口に入れて(刺激、えぐみがないか)確かめるなど五感をフル動員して食中毒に注意しましょう(^^)v

腐敗と発酵は科学的には同じ現象です。発酵食品と言われても自分にとってアカンと思えば食べない勇気を持ちましょう!

皮膚の病気

夏は大いに汗をかくので、皮膚の病気にかかりやすくなる季節です。夏の皮膚病は免疫力の弱い子どもや老人の病気ですが、大人にもうつることがあり、感染性は比較的強いので注意しましょう。

*手足口病*

名前が特徴的なので、知っている人も多いと思います。コクサッキーウイルスの一種が原因のウイルス性疾患です。感染の初期は「発熱」と「咽頭痛」があります。

その1~2日後に手掌や足底、膝裏、足の付け根などに痛みを伴う水疱状丘疹ができ、さらに口内にも水疱が認められます。 水疱状丘疹は1~2週間で消失して自然治癒します。 水泡が消失してもしばらくの間ウイルスが便から排泄されているので注意しましょう。

また、まれに重症化することもあるので、普段から免疫力を強化することが大切です。 感染予防は手洗いとうがいしかありません。家に帰ったら手洗い・うがいを励行しましょう。

*とびひ(伝染性膿痂疹)*

黄色ブドウ球菌あるいは連鎖球菌が皮膚の浅い部分に感染し、水泡あるいは膿疱をつくる化膿性の病気です。黄色ブドウ球菌は皮膚の常在菌です。

しかし、虫さされや擦り傷ができたところに感染巣を形成すると表皮剥脱毒素を産生して水泡ができます。 その水泡をひっかくことで、水疱が破れ感染が他の部位に移動(飛び火)して、水疱を伴う爛れが体にいたるところにできてきます。まずは水泡部分の抗生剤軟膏処置で様子をみて重症化した場合はペニシリン系抗生剤の内服が効果的です。

*水いぼ(伝染性軟属腫)*

ポックスウイルスによるウイルス性疾患です。子供に多く、夏場の水遊びで簡単に感染します。 直径1~3mmくらいの小さな半透明のいぼがおなかやせなか、手足など全身にできます。伝染は強く、いぼがつぶれるとウイルスがひろがり、いぼの数はどんどん増えます。また、人にもうつしてしまいますが、接触感染なので、プール等で水を介してうつることはありません。

しばらくして免疫力が向上すると自然治癒しますが、それまでは増え続けるので、いぼの切除やイソジン塗布、ヨクイニン錠の内服などの治療で早期治癒を目指しましょう。

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