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院長ブログ

メダカの遺伝は難しい(^^;)

メダカ

♪は~ぁるの♪ おがわはさらさらながる♪

昔はどこの小川にもメダカが群れをなして泳いでいましたが、1999年には環境庁(現環境省)によって野生メダカは絶滅危惧種2類に指定されました。

しかし、品種改良メダカはシロメダカ、ヒメダカぐらいしかなかった時代から比べると種類が増え、今では尾ひれ、背びれが長くなるほどの進化を遂げています。そんな品種改良メダカは愛好家も多く、最近プチブームが起きています。

もちろんこの品種改良メダカを野生に戻すことは純粋種の交雑を防ぐために絶対してはいけませんが、改良品種だけが増え、従来の野生種が絶滅危惧種になっているのは複雑な心境です(^^;)

 

当院のメダカたち(^^;)

品種改良メダカの世界が奥深くなっているという話をネットで読んだことから当院のメダカ水槽は始まりました。

奥深いメダカの世界の最新型モデルがスワロー(ひれ長)メダカという記事を読んでどうしてもそのスワローメダカがほしくなったのでした。

その記事では色や体型の品種改良はほぼ出尽くした観のあるメダカが日本から世界のメダカに飛躍する突然異変がスワローメダカ(ヒレ長メダカ)だとスワローメダカ(ヒレ長メダカ)を絶賛する内容でした。わかりやく例えればグッピーというヒレに特徴のある熱帯魚がいますが、温度管理もいらずそれよりも飼いやすいメダカがグッピーと同じようなきれいなヒレを持てば観賞魚世界ではグッピーの進化以上のエポックメイキングなるということです。

そんなスワローメダカ(ヒレ長メダカ)を手に入れたいな~と思ってかなり高価なヒレ長メダカを数種類(楊貴妃タイプ、幹之タイプ、錦タイプなど)を買いました。痛い出費ですが、もう頭の中は水槽の中で乱れおよぐ天女のようなメダカたちです。

届いたメダカは確かに色こそ多彩ですが、ヒレはチョロチョロと一部が長いだけのまだまだ完成形とは言えないような発展途上型で、しかも近親交配を繰り返したのか泳ぎも弱々しいメダカたちが届きました。

でもさすがにメダカです。しばらく飼っていると産卵をはじめました。うきうきしながらその卵を採取して、親に食べられないよう別容器に移し、針子が生まれるのを待ちました。

20日ぐらい立つとたくさんの針子が生まれてきました。小さくても元気に動き回る針子をみているのはかわいいものですが、だんだん大きくなっていく針子たちはどれもヒレは長くなく、色も野生種に近い黒い普通のメダカたちでした。

 

え!!!

カラフルな色のメダカがヒレをひらひらさせながら舞い泳ぐ姿を思い描いていたのですが、小川で取ってきたかのような平凡なメダカが親よりも元気よく動き回るようになりました。

これは!いったい!なんだ!・・・・と思って調べてみるとヒメダカ系統の楊貴妃は黒や黄色の色素の少ないメダカの系統で、幹之系統のメダカは赤の色素が少ない系統なんで、それを合わすとメンデルの遺伝法則ですべての色を持つ野生種に近いクロメダカができるということでした。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・数万円のメダカたちを交配させたその子供は数十円のメダカに自然界の法則に従い戻ってしまいました(^^;)

天女のごとく舞い踊るメダカの夢ははかなく消えてしまいましたが、メンデルの法則は本当だったと実感できた日でしたorz

 

ちょっと勉強!メダカの色とメンデルの法則

純系の選抜には以下の三つの法則を理解しなくてはならなっかたのです!

優位の法則
たとえば色の遺伝子に優性(C)と劣性(c)があるとすると優勢の色(CC)と劣勢の色(cc)の間にできた子はすべてCcとなりCの特徴を引き継ぎます。 優性遺伝子とは表に現れる特徴をもつ遺伝子という意味ですが、これが優位の法則です。

分離の法則
遺伝子Ccはその子供に遺伝子を伝える際、優性遺伝子「C」と劣性遺伝子「c」に分離します。

独立の法則
遺伝子はそれぞれ独立しており、どのように遺伝子に分配されるかは確率に従います。

親の形質を伝える遺伝子とは
親は2個で一組の遺伝子を持ちますが、その子供は親の双方から一個ずつ遺伝子を受け継ぎます。

そこに含まれた情報から表に現れる情報を優性遺伝子、表に現れてこない情報を劣性遺伝子と名付けています。

 

メダカの種類

クロメダカ、ヒメダカ、アオメダカ、ダルマメダカなど色々な種類があります。それぞれの遺伝情報は、純粋培養されて劣性遺伝子が表現系となっている場合が多いようです。
そのため、品種改良種は交雑させるF1(子供)はもともとの優性遺伝子で現れる表現系にもどりクロメダカとなります。F2(孫)から確率の法則で劣性遺伝子が表現系が1/4、優性・劣性遺伝子をもっているが表現系は優性で現れるものが1/2、優性遺伝子だけのもので当然表現系は優性のものが1/4に分かれることになります。

当院のメダカの将来

今はF1(子供)世代ですから、高価なヒレ長、光メダカ、楊貴妃メダカなどが現れてくるのはF2世代からだと思います。

来年はヒレ長メダカが乱れ舞う姿を思い描いて楽しみしています。

また、そんな遺伝子を持ったメダカがほしいという方は喜んで差し上げますので申し出て下さい!
川にはもどせないもんで・・・

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