日常から医療の話まで院長の徒然日記

子宮体癌の話

子宮体癌のお話

子宮がんと言っても大きな分類なのでもう癌のできる場所によって2種類に分けられます。いずれの癌も早期発見ではほぼ100%治ります。

子宮頚がんは子宮の入り口(頚部)にできる癌です

子宮体がんは子宮の奥の子供を育てる部分(子宮体部内膜)にできます。

子宮頸がんはウイルスによって細胞が刺激され癌に変化することがわかってきました。また子宮体がんの多くは女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンの分泌のバランスが崩れで起ると言われています。


通常、排卵前にエストロゲンの作用で子宮内膜が増殖し、エストロゲンの血中濃度と卵胞の大きさが十分大きくなると排卵刺激ホルモンであるLHの刺激で排卵します。その後、黄体からはプロゲステロンが分泌され、内膜は妊娠の準備に入り、妊娠していなければ2週間後に子宮内膜がはがれおちます。これが月経です。

しかし、このホルモン分泌バランスが崩れると、子宮内膜が剥がれ落ちずに増殖を続け、細胞ががんに変化することがあります。


月経が定期的にある更年期までは、2週間で子宮内膜は入れ替わるため、あまり子宮体がんの心配はありません。

ホルモンバランスが崩れてくる閉経前の更年期から閉経10年後までの時期は内膜の細胞変化も起りやすいので注意しなければなりません。ただし40歳前でも月経不順の人は要注意です。

肥満もリスクファクターです。脂肪細胞はエストロゲンを蓄積するとともに分泌もします。このため、肥満の人はホルモンバランスが崩れやすい。標準体重より20%以上重い人は要注意です。やせることが子宮体がんの予防になるかもです。

ダイエット頑張りましょう!!

食べ物では納豆や豆腐といった大豆製品をとりましょう。体内のエストロゲンが正常な量になるように働く大豆イソフラボンが含まれているからです。また、40歳前の子宮体がんは、出産経験がない人に多く、一方、出産後3-5年間は子宮体がんになる確率が非常に低いようです。

子宮体がんの一番よくわかる兆候は不正出血です。不正出血とは、月経時以外に出血があることです。大量の出血ではなく、点状のごく少量の出血や、褐色のおりものも不正出血です。また、1日で出血がとまる場合もあれば、毎日でなく途切れ途切れに出血する場合もあります。

また、家族に子宮体がんの人がいたら40歳以降は定期健診を薦めます。

検査は子宮内膜の組織を一部とって細胞の状態を見るもので、多少の痛みを伴います。検査後、1週間は血液が混じったおりものが出ることがあります。

肥満や排卵障害のほかに、家族に子宮体がんを経験している人がいる場合や、自分が乳がんや卵巣がんになったことがある人も子宮体がんになりやすい傾向があります。

とりあえず、40歳をすぎて月経以外に出血のある人は婦人科受診をしましょう!!

早期発見が大切ですよ(^^)

大阪府豊中市北桜塚3-1-33(TEL06-6850-8162)
吉村レディースクリニック
診療科:産婦人科 内科
院長 吉村 猛 
 
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