日常から医療の話まで院長の徒然日記

難治性爪囲炎だった2症例

1人は形状記憶ワイヤーで自己治療をしていたけど爪の奥で炎症が起ってきた方です。

形状記憶ワイヤーをはずし、肉芽をレーザー焼灼しました。その後で爪エレバで爪を持ち上げ、隙間をつくり、そがわ式ワイヤーをかけました。さらに長谷川式コットンパッキングで爪と皮膚を保護を行いました。

1週間経ち炎症が収まったら、炎症の原因である爪棘見えてきました。そこに2本目のそがわ式ワイヤーをかけて様子を見ました。

その2週間後には炎症もすっかり治り、一本目にかけたそがわ式ワイヤーがはずれていたため、途中切断して2本目を補強して様子をみることにした。

来院から3ヶ月の爪の状態です。炎症もすっかり収まりましたが、爪幅は写真の如くまだ広かったみたいです。全面的に拡がればすこしオーバネイル気味ですが、適度な湾曲があれば特に問題はないでしょう。 これで完治です。

形状記憶ワイヤーでは爪を広げすぎるので、そのために起っていた炎症だったかもしれませんね。
反対側も巻き爪だったので再発防止用のツメフラで右足の巻き爪矯正と左足の再発防止に兼用してもらうことにしました。形状記憶合金ワイヤーより安全に自分でケアできると思います。



2人目は2,3軒のクリニックを半年くらい回っていたが、全く治らないため、当院に来られた方です。

そがわ式ワイヤーで爪棘をもちあげ、治癒をめざしましたが、長期の炎症で爪が浸軟しており、ワイヤーをかけるとこんにゃくのように曲がってしまいます。そのため、急遽麻酔をかけてアクリル人工爪による治療に切り替えました。

その2週間後です。炎症も収まり、痛みもなくなりました。アクリル人工爪はまだついているので、今回は無理に剥がさず爪が伸びるのを待ちます。


その一ヶ月の爪の状態です。本来の 爪幅は前医で斜めカットを行っていたので短く見えていましたが、炎症が収まり、爪元に本来の爪幅が戻ってきています。炎症が収まっているのでこのままでもいいのですが、爪が伸びてきた時に、爪棘として皮膚に刺さらないように、そがわ式ワイヤーを本来の爪幅部分にかけて、爪棘の潜り込みを予防をしました。

爪元に健全な爪が伸びてきます

アクリルをはずすと炎症はすっかり収まっていました。

このままでも完治ですが、前医で斜めに切られた爪と健全な爪とは幅の違いがあるので、爪が伸びるとまた爪棘が皮膚に潜り込む可能性もあります。そのため。根元にそがわ式ワイヤーをかけて爪の伸びる方向を誘導することにしました。

そがわ式ワイヤーをかけると先端と根本の爪幅の違いがよくわかりました

爪のトラブルは爪治療の得意な先生を選んで下さい。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP