占いやスピリチュアルを研究されている 新進気鋭の 社会学者・橋迫瑞穂先生のご活躍を微力ながら応援しております。
占いをまとう少女たち 雑誌「マイバースデイ」とスピリチュアリティ
https://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033888515&Action_id=121&Sza_id=C0
「聖」なるものへの「橋」ーホイジンガとカイヨワによる「遊び」概念の再検討 橋迫瑞穂
http://www.l.u-tokyo.ac.jp/~slogos/archive/31/hashisako2007.pdf
占いやスピリチュアルを研究されている新進気鋭の社会学者・橋迫瑞穂先生の Research Map
橋迫瑞穂先生の一面が垣間見られるご発言やツイート
社会学者の橋迫瑞穂氏(@_keroko)が、データの問題と個別の事例は別であり非論理的だと罵っていた件について。
ニセ科学批判と批判批判に関する社会学者橋迫さんと蒲田のツイートログ
「ケロロ軍曹はスピリチュアルな夢を見るか?」に関する橋迫氏の憶測が解決したログ
スピリチュアルに詳しい社会学者の橋迫瑞穂先生『子宮系note』
新進気鋭の社会学者・橋迫瑞穂先生への ちょちょんまゲ さんから公開質問状
新進気鋭の社会学者・橋迫瑞穂先生的ジェンダー社会学観点による反ワクチン派叩きの UNCORRELATED 氏による考察
「手作り」のスピリチュアリティー『マイバースディ』の事例から(橋迫瑞穂・立教大学社会学部兼任講師)
橋迫瑞穂先生とio0302先生との至高のやりとり
占いやスピリチュアルを研究されている新進気鋭の社会学者・橋迫瑞穂先生はFacebookやtwitterもされているそうです。なかなかユニークな学者先生なので興味を持たれたら、覗いてみてはいかがですか。SNS界でも活発に活動しているので先生のお姿が垣間見れると思います。
それでは次に私の自己紹介をします
私は医療情報を含め、おしゃべりが好きでブログを書いたり、SNSをしたり、youtubeをアップしたり、 同年代の先生方よりは多少積極的にインターネットを利用しています。さらに社怪学にも興味を持っています。
とくにツイッターは様々な人の考えや意見が飛び交う野生の王国のような野良情報空間です。役にたつ情報もダメな情報も、誹謗中傷もなんでもかんでも目の前に飛び込んきます。好き嫌いはあると思いますが、私にとってはおもしろく楽しいネット空間だと思っています。しかし、匿名性が高いため暗黒面も広がっており、何も知らずに飛び込むと痛い目に遭うSNSとも言えます。俗名バカッターとも言われ、炎上を起こしやすいSNSなので注意が必要です。かく言う私も一度炎上を経験したことがあります。
私は実名でツイッターをやっているので、時々、付け火や火の粉が降りかかってきます。本当にいつ襲われるかわからない野生の王国がツイッターです。
はじめてツイッターを使う皆さんへの警鐘としてツイッター民の怪しくて怖い行動を大人の童話として書いてみました。もちろん、ありそうな噂話をくっつけたフィクションですから登場する人物もストーリーも私の想像のFairy taleです。ご了解ください。
ツイッターはまずは自分で考え、自分で調べ、それから呟くことをお薦めします。 じゃないと誰かに操られるかも(^^;)
FAIRLY TALE
『怪しい寄り添い屋』の世界観:ケロんちょ大将軍編
社怪学者あらわる!!: https://www.keroncho.org/intro/
そこに、カロリーを消費して議論する価値を見いだせるか?: https://www.keroncho.org/are-you-worth-arguing/
スピリチュアル・ブームのもたらす救済とは何か?: https://www.keroncho.org/spiritual-boom/
vs. 岩永記者@バズフィード: https://www.keroncho.org/vs-reporter/
岩永記者に御冠: https://www.keroncho.org/anger/
もうひとつのワケ: https://www.keroncho.org/another-reason/
社怪学は恫喝の為の便利な道具か?: https://www.keroncho.org/tool-of-threat/
HPVワクチンと MizuhoH 氏 第1回: https://www.keroncho.org/is-anti-vaxxers/
医療従事者はワクチンについて立場表明を要求するか?: https://www.keroncho.org/agree-or-disagree/
冷笑する社怪学者と勝利するインスタ医療団: https://www.keroncho.org/freewill-or-duty/
ネトウヨのことは嫌いでも、ワクチンのことは嫌いにならないでくださぁいっ!: https://www.keroncho.org/netouyo/
卑怯で卑劣な仮面の告発を反省します: https://www.keroncho.org/anonymous-protest/
あのHPVワクチン騒動とはいったいなんだったのか?または、ココロはいかにしてカラダに影響を及ぼすか?: https://www.keroncho.org/vasovagal-reflex/
頭蓋内フラワーガーデンのアウトプットはストローマン・ダンシング?: https://www.keroncho.org/straw-man-dancing/
フェミニストによる卑劣な脅迫強要事案(立教大・大正大社会学部兼任講師)◆その一部始終!!: https://www.keroncho.org/exactor/
原始の海に最初の有機物が誕生した瞬間にまで遡れ!!:https://www.keroncho.org/karma/
帰ってきた!!ストローマン・ダンサーズ♪♪♪:https://www.keroncho.org/return-of-strawman-dancers/
代替医療は贖罪山羊の夢を見るか?
https://www.keroncho.org/plant-hunter/
密林のプラントハンターを嗤うものたち
https://www.keroncho.org/plant-hunter/
鏡に向かって荒ぶる猫を嗤う事無かれ!! https://www.keroncho.org/the-magic-mirror/
ご注意:この童話は実在の人物や団体とは一切関係ございません。
frog先生 https://twitter.com/_keroko
取り巻きのwinterさん https://twitter.com/fuyuko354
首謀者のdas_ist_nichtさん https://twitter.com/das_ist_nicht__
『怪しい寄り添い屋』
「さぁて今日も楽しいツイッターライフ♪」das_ist_nichtはそう呟きながら、豆から入れたコーヒーの匂いが心地よく薫るマグカップを左手に持ち、 パソコンのスイッチをいれた。すると一日中 窓に カーテンを引いているうす暗い部屋にモニターだけが怪しく光った。マグカップをモニター横の左定位置に そっと置いた。ここから das_ist_nichtの一日は始まる。
使い慣れて少しくたびれ汚れたデスクいっぱいにディアルモニターのパソコンが鎮座していた。モニターとプリンター、キーボードそれにペン立てにメモ用紙だけの殺風景なデスクであった。豪華なゲーミングチェアがこの部屋には不釣り合いなほど目立っていた。ほぼ、起きている間はこのチェアに座り放しの das_ist_nicht にとってチェアは金をかけるだけの価値ある存在であった。そしてそれはdas_ist_nichtの玉座でもある。
たくさんのハンドルネームを使いわけ、色々な人物を演じ、寄り添いというキーワードでパソコン上で蠢くアバターたちをdas_ist_nicht のマリオネットにする。それが、 das_ist_nicht の楽しみである。自らが作ったいくつかのブログから幾ばくかのアフィリエイト収入が入るため、贅沢さえしなければ、 das_ist_nicht は一日中玉座にすわり、マリオネットたちを操り、自らが作り上げた虚構の世界に君臨できる。
もちろん、das_ist_nicht の命が尽きるまでのうつつではあるが。
目下のdas_ist_nichtの遊び場はツイッターである。140字の会話は体力の衰えた das_ist_nichtの身体でも苦にならず、心弱ったツイッター民たちに優しく寄り添いかけると時には最高のマリオネットが見つかる心地よい世界である。
das_ist_nicht がツイッターで目をつけている人物はwinter、frog、ladyである。しかし、ladyは早々と das_ist_nicht の意図に気づき、 das_ist_nicht が狙いをつけた何人かのツイッター民を救いだしていた。そのため、鍵アカの das_ist_nicht がさらにブロックするという超警戒モードでladyを観察中であった。
ladyは医者である。実名を使い、無防備にツイッターで呟いているように見えるが、相手の真の目的を読み解く特殊な才を持っているようだ。 das_ist_nichtが長年時間をかけて寄り添いながら育ててきたマリオネットの何人かはladyの呟きで一瞬にして糸が切れてしまった。それ以来、 das_ist_nicht はladyをレベルマックスの警戒モードで観察しながら、残った可愛いマリオネットたちを使い復讐の機会を狙っていた。鍵をかけている das_ist_nicht はマリオネットとなるターゲットを見つけるとまずは優しく寄り添い近づいていく。その際、一瞬、鍵を開ける。それが das_ist_nicht のいつもの手だ。もちろん、そこに行くまでには真の目的がばれないように慎重に時間をかけて行動しているのは言うまでもない。 das_ist_nichtは この遊びにしか興味がないので時間は有り余っている。
das_ist_nicht が丁寧に寄り添いお気に入りのマリオネットに 育て上げた一人がfrogである。frogはスピリチュアルを研究している社会学者で身分を明かしてツイッターをしている。frogは認知のゆがみを持ち激情的な性格である。それを見抜いた das_ist_nicht は 時間をかけてマリオネットに育て上げた。ただfrog 自身も人をあやつれる才を持っていると自負している。それ自体が認知のゆがみであるが、その自負から自らがドグマと信じるフェミニズム思想でTPOをわきまえずツイートしている。そのツイートにチラチラと見え隠れする劣等感を das_ist_nicht もladyも感じ取っていた。 das_ist_nicht はそれを上手く利用し、寄り添い、マリオネットに育てあげた。frogの劣等感のはけ口は主に医療クラスタである。医療者たちに一方的な議論を吹きかける。そんなfrogに彼・彼女らは辟易し、あたりさわりのないツイートで静かにその場を去る。その逃避行動がfrogのちっぽけな自尊心を満足させる勝利である。
カエルと牛のイソップ童話のように最後にはデジタルタトゥーで腹一杯になり破滅を迎える結末とも知らず。
そんなfrogであるためdas_ist_nichtのマリオネットとなるのはdas_ist_nicht がfrogを見つけた時から決まっていた。frogの自尊心を満足させる寄り添いを装えばよいだけであった。
ここでもう一人のマリオネットwinterを紹介しておこう。プロフィール欄にはADHDと書かれた匿名アカウントである。ネット社会の問題点「ダニングクルガー効果」「エコーチェンバー現象」「フィルターバブル」に易々とはまり込んだツイッタージャンキーである。 das_ist_nicht にとってはあまり面白みのない取るに足りないマリオネットではあったが、frogと深く繋がったいたため、寄り添いを外せないでいる。
左手に薫り高いコーヒーを持ち、右手でマウスを操り、winter、frog、ladyらのツイートを観察し、もはや太い糸で操れるマリオネットとなったfrogとwinterに与えるエサをさがしていると、時間の経つのを忘れる。少しお腹が空いたと思ったらもうすでに昼をかなり過ぎていた。 das_ist_nicht の昼食はもちろん薫り高いコーヒーであった。冷めたコーヒーを捨て、豆からコーヒーを挽こうとキッチンに行くため立ち上がった。
一昨年6月ごろから昨年3月にかけてladyとfrogの間で交わされたツイートは das_ist_nicht にとってその頃の最大の楽しみであった。特に昨年3月のツイートの応酬は frogの挑発に乗ることのなかったladyが最後に『二度と絡むなよ』と一喝し、決着をみた。もちろんもっと大騒動を期待していた das_ist_nicht にとっては物足りなさが残った。しかし、その後、lady憎しで怒りの業火を纏ったfrogはdas_ist_nicht が投げたどんなエサにもことごとく食いついた。





3月以降、垂らした寄り添いエサにことごとく食いついたfrogはさらに das_ist_nicht の思い通り動くマリオネットになった。しかし、用心深いdas_ist_nicht は二の矢三の矢を放ちfrogの怒りを持続させた。この怒りは育てあげたマリオネットのいくつかをladyに壊されたdas_ist_nicht の怒りでもあった。

8月にfrogは ブッロクしていたはずのladyに別アカウントで裁判という脅しをかけた。それを見てdas_ist_nicht はまだfrogの怒りが収まっていないと 安心した。

そして秋も終わりかけた頃、das_ist_nicht のはるか斜め上の行動をfrogがとった。 frog は現実世界で ladyに 唾を吐きかけたのである。ladyがツイートしていた呟きを自分に向けた名誉毀損として弁護士を使い慰謝料100万円を求める内容証明郵便をladyに送るという行為にでた。

その日もいつもの玉座にすわり、いつもの薫り高いコーヒーを飲みながらモニターをチェックしていたdas_ist_nicht であった。内容証明郵便を受け取ったという ladyのツイートを見て思わずコーヒーを一気に飲み干した。さらにキッチンに行き、蛇口をひねり、コップで水を受け止め、カルキ臭い水を2杯も飲み干した。アドレナリンが脳内を駆け巡り、喉の渇きを抑えきれなかった。
『ケロんちょ大将軍ブログ』がこのちんけな内容証明郵便をださせる元凶であった。だれが書いたともわからないこのブログの作者がladyであるとfrogが認知のゆがみから思い込み、それにいらだち、そしてこの行動を起こしたのであった。ladyにとっては当然かからなくてもよい火の粉であったが、 das_ist_nicht には長年の苦労が花咲いたとも言え、喜びと驚きがない交ぜになり全身の筋肉が弛緩した笑顔とも泣き顔とも言えない表情で「ヤッタ~~」と小声ではあるが心の底からの絞り出した声を上げた。普段、誰とも話さず声を出すこともない das_ist_nicht にとっては渾身の雄叫びであった。もちろん、薄い壁一つの隣の住人にこの喜びを悟られたくないという理由もあったが。
ツイッターのマリオネットが現実世界でも動きだした記念すべき日であった。
これからの日々の楽しさを想像すると das_ist_nicht が今まで無駄とも思える時間を費やして寄り添い、あるいは監視してきた努力が成就したかのように感じた。
しかし、ladyはこの事態を想定していたようだ。この経過はすべてツイッターに晒すと宣言し、弁護士との書簡やfrogとの過去ツイートを 淡々と アップし始めた。
もちろん、それはツイッター民にとっては楽しみが情報共有できる格好の時間つぶしで、喜ぶべきことであった。しかし、 das_ist_nicht が費やした時間と苦労はツイッター民に娯楽を与えるためではなく、現実世界のマリオネットになったfrogを das_ist_nicht だけが楽しむことであった。
一方、 ladyは具体的には何が民事及び刑事の名誉毀損ツイートになるのか弁護士に問い合わせていたが、返事はなかなか返ってこないらしい。ladyが弁護士に再度問い合わせ、やっと送ってきた名誉毀損のツイートはたった20個であった。 「あぁ~20個か~」と das_ist_nicht は落胆した。 本当の訴訟案件ではなく、frogは現実世界でもツイッターと同じく巧みに本来の目的をぼかして訴訟恫喝のため内容証明郵便を送ったのではないかと das_ist_nicht は一抹の不安を覚えた。
frogの弁護士が送ってきた内容に 「やっぱりマリオネットはストローマンか」と das_ist_nicht は苦笑した。



その日以来、玉座に座る das_ist_nicht が 眺めるモニターにはladyによって晒された名誉毀損のツイートとその回答、さらにはwinterが空騒ぎするリプライが日々更新されていった。
















数日が経ち、薫り高いコーヒーを飲みながら das_ist_nicht はfrogのことを考えると胸が騒いだ。 ただ、今まで費やした膨大な時間を考えるとこの事態を無駄にはしたくなかった。 das_ist_nicht は frogが裁判で窮地に立ち、自らDMを das_ist_nicht に送ることを最後の仕上げとしたかった。妙に用心深いfrogに das_ist_nicht 自らが寄り添いのDMを送ることは今までの努力を無にする可能性もあった。ladyの一連の回答を見てfrogに寄り添いの言葉をDMで送りたい das_ist_nicht であったが現実で繋がるという衝動は押しとどめた。
そんな悶々とした日々の中で das_ist_nicht がモニターを眺めながらコーヒーをすすっていると、驚くべきladyのツイートを発見した。frogがladyに投げかけたセクハラという言葉の過去ツイート資料だった。膨大な数のセクハラという文字が並ぶ過去ツイートのスクリーンショット画像を見て「偽計業務妨害」 という文字が das_ist_nicht の脳裏をかすめた。もちろん das_ist_nicht は法律家ではないが、ネットで集めた知識で法律にも詳しかった。さらに「反訴」という文字をladyのツイートから見つけた。 frogのladyに対する執拗なセクハラという嫌がらせの言葉はフェミニストを名乗る社会学者としてまさに腐臭がただようツイートであった。「なんのためのフェミニストなんだ。結局はこの言葉をおまえが道具に使うためか!」急に怒りの感情が湧きあがり、das_ist_nicht はladyのこのツイートを睨みつけた。 das_ist_nicht が最もきらう偽りのフェミニスト臭である。忠実なマリオネットではあるが、この臭いが目立てば廃棄せねばならぬ時期がくると感じていた。


ladyは ハセカラ騒動というデジタルタトゥーの一大イベントも多数ツイートしていた。frogが現実に行った慰謝料100万円の内容証明郵便送付がデジタルタトゥーになり、さらに勝ち目もないことをfrogに悟らそうと ladyはしていたようだ。
だが、winterはちがった。 デジタルタトゥーの意味もわからず、 ladyの晒しツイートにことごく無意味な反論リプライを入れた。それを見たfrogは満足し、自らの認知のゆがみをより堅固なものにした。
ladyはもちろんwinterのツイートに一切反応しなかった。 das_ist_nicht がwinterをマリオネットとして使っていることをladyは知っていた。自らがマリオネットであることを悟ればwinterの自我が崩壊するとladyは判断したのであろう。ladyの親心に反してwinterはladyが反応しないことに逆上し、frogのために口汚い反論のリプライを繰り返し、さらに互いの認知のゆがみを強化した。winterのリプライを見る度に das_ist_nicht は可愛いマリオネットの働きに満足した。
frog は自らの認知のゆがみゆえ、ladyのツイートを恥辱と感じ、frogのゆがんだ認知をそのまま弁護士に伝えたのだろう。一方この弁護士も内容証明郵便を書くことだけを生業にしていたため、深く考えもせず、言われたとおりに100万円の慰謝料と削除、謝罪要求を突きつけた。しかし、すぐにladyから名誉毀損のツイートを具体的にしめせという要求がきた。そこから探し始め漸く見つけた20個の珍妙な名誉毀損ツイートもladyによってことごとく論破されたが、弁護士のプライドとして名誉毀損でないと認める訳にはいかなかった。そのため難癖をつけ この20個だけは 名誉毀損と強弁したのだ。




名誉毀損とされたわずか20個のツイートは ladyの論理的な回答でことごとく否定されたが、その返事にはこの書簡の真の目的である 「22 ご提案」が書かれていた。その提案とは100万円を要求しないかわりに『おたがい民事刑事の責任を追究しない』だった。それはladyにとって当たり屋の戯れ言にしかすぎなかった。
この弁護士の返事をみるまでもなくdas_ist_nicht も無理筋で裁判維持はむずかしいと感じていた。das_ist_nichtは少し落胆したが、持ち駒はまだまだあった。駒の一つが使えなくても自分の正体がバレさえしなければ、またいつかチャンスはあると、frogに漂う腐臭を消すためいつもの薫り高いコーヒーをすすり、「frogには現実世界のマリオネットは早すぎたか。でもツイッターではまだ使い道があるから」と自らを納得させた。
件の弁護士の強弁回答が届いた後、ladyはすぐに返事をだした。

しかし、弁護士は3回目のladyへの書簡であっさり代書代金の仕事しかしないことを白状した。送られたきた回答は交渉中止の宣言であった。ladyは反訴を覚悟しているとツイートしていたが、肩すかしを喰らわされてしまった。これでこの騒動は終了したかに見えた。

しかし、 このままではladyは弁護士を赦免しないと das_ist_nicht は考えていた。その読みは当たった。 ladyは代書屋弁護士が受任業務から離れたという文書を要求し、それをfrogとwinterが絡んでこない護符にしよう考えたようだ。 das_ist_nicht は久しぶりに頬を緩めた。 ladyは鍵をかけ、さらにブロックという用心をせねばならぬほど das_ist_nicht とって苦手で憎む存在ではあったが、frogが発した腐臭が一瞬、 das_ist_nicht の感覚を狂わせた。
今回は無理せず、成り行きにまかせるため2ヶ月ほどの経過を振り返った。ツイートをすればいつでもなんの疑いもなく das_ist_nicht が望んだ行動をするまだまだ使えるマリオネットである。 「frogとwinterは付かず離れず寄り添おう。」 と考えた。 ネットの無限に広がる世界でブログやSNSを使い、無数に種をまいているdas_ist_nicht はちんけな現実であってもfrogが マリオネットとして現実に動いたことだけに満足した。ただ、 das_ist_nicht の現実世界は大声をだすと隣人からクレームがくる小さな箱の中にしかない。
ladyはほぼ実名でtwitter をやっている希有なドクターであるが、すこし破天荒なところもあり、大阪弁でいういちびりがぴったりくるドクターである。そのladyにfrogが仕掛けた内容証明郵便送付による脅迫は結果的にはネットの延長としてのお遊びにすぎない稚拙な行為であった。もちろん、弁護士に内容証明郵便を書かせ脅しに使う手口は昔からあり、それを商売とする代書屋弁護士も実際存在した。
今回は内容証明郵便が熊本からの郵便であるとladyがツイートしていたので、das_ist_nicht には真の依頼人が すぐにわかった。 forgの父は熊本にいるのだ。つまりこの内容証明郵便 は家族ぐるみのちんけな現実であった。frogが以前呟いていた「東大卒の法曹関係の親類」は存在せず、父の職場近くの代書屋弁護士に頼まざるを得なかった事実を知り、 das_ist_nicht は frogをすこしあわれに感じた。
結論から言えばfrogは 当初から 本気で裁判を起こす気はなかったようだ。しかし、それには少しdas_ist_nicht も胸をなでおろした。 das_ist_nicht にはいくつもの顔があり、二重三重のセキュリティはもうけているが、自らを探られるのは気持ちのいいものではない。 上手の手からは水は一滴でも漏れてはいけないのである。水が一滴でも漏れればいままで多大な時間を費やし作ってきたマリオネットたちが雲散霧消してしまう。
仮想現実では正体がバレれば別人になりゼロから始めればよいのであるが、 das_ist_nicht にはもうその体力はなかった。薫り高いコーヒーぐらいしか飲めない身体になっていた。 それゆえ命の炎も消えかかっていた。 das_ist_nicht は生来、極端な偏食であった。今では食べようと思うがほとんど食べれない苦しみから一瞬でも解放してくれる唯一の楽しみがマリオネットを操ることであった。
一方、ladyに弁護士から交渉終了の手紙が送られてきたと同時にfrogは自分のおもちゃたちに説法ツイートをしていた。それは吉本ではまるでこてんぱんにやられ逃げる時に言う 池乃めだかの決め台詞 「今日はこれくらいにしとり足るとわ」のようではあったが、そのお言葉を拝聴し、布教する住人が63名もいた。労せずして手に入るマリオネットが多数いることにdas_ist_nicht は少しほほえんだ。


1月末にladyは代書屋弁護士が書きたくはなかったであろう受任業務終了文書をもらっていた。現実世界にfrogが吐いた唾は自らにかかり、デジタルタトゥーとして刻まれ残り続けることになるとladyは考えていた。しかし、frogも自らを教祖として寄り添いで信者を囲んでいる仮想世界を作り上げていた。その住人たちにはこのデジタルタトゥーは見えないだろう。 さらにfrogは das_ist_nicht に寄り添われ操られているという不思議な空間である。そのような環境はネットに多数存在している。だから熊本弁護士会へ懲戒に当たる行為ではないかと ladyが 問い合わせた後、渋々送ってきた 代書屋弁護士のこの 護符がどこまで役に立つのか das_ist_nicht にはわからなかった。

ネット世界での生息期間がながければ長いほど、全能感をもち、自らに心地よい空間を作り上げ、その空間だけが世界だと思う構造ができあがってしまう。そういう者ほど扱いやすいと das_ist_nicht には分かっていた。そしてその世界を俯瞰できる玉座にすわっているという幻想が das_ist_nicht の残り少ない命の炎の燃料である。
das_ist_nicht は現実世界で味わい口にできる薫り高いコーヒーの匂いを楽しみながら、ツイッター民に切望され、さらにこの騒動の元凶となった『ケロンちょ大将軍ブログ』の次回作を書くため資料整理にとりかかった。
色即是空、空即是色
*サードプレイス:自宅や学校とも違う心地よい第3の居場所で毎日でも通える所
・無料or安い
・食事が飲料がそこで手に入る(供に食事をしている感覚になれる)
・アクセスがしやすい(電源を入れればすぐにつながる)
・習慣的に集まれる
・フレンドリーで心地よい
・古い友人も新しい友人も見つかる
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