初診時に深爪から爪周囲を起こし、近医で治療していたが、治らず当院に来院した9ヶ月かかり治癒した症例です。


初診時は爪端を確認するため、レーザーにて肉芽を焼灼し、アクリル人工爪を装着しました。


アクリル人工爪装着1週間後ですが、爪端が白くにごり、爪と人口爪の間に剥離が起こっています。それほど長くもたないようです。


装着2週間後にはアクリル人工爪の剥離がさらにひどくなりました。そのため、人工爪を外して、そがわ式ワイヤーに切り替えました。

そがわ式ワイヤー装着後、1週間で炎症はましになってきました。

初診から一ヶ月後には順調に炎症も収まってきました。


3ヶ月後の状態 両側の炎症は一進一退です。学生なのでかなり、学生さんので硬いロファーを履くことが多いようです。しかし、痛みはかなり軽快しているということです。

6ヶ月後、漸く炎症も収まりかけていますが。まだ内側根元に残っています。


初診から7ヶ月目です。母指は内指側に少し炎症が残っています、また中指も若干爪の浮きが認められますが、両指ともテーピングで収まると判断して終診としました。


当初、アクリル人工爪で皮膚と爪棘を遊離すれば、炎症が収まると考えましたが、肉芽を切除したため、浸出液が多量にでて爪とアクリル人工爪の剥離が予想より早く進行したため、自由度の高いそがわ式ワイヤーに切り替えました。
しかし、運動量の激しい学生のため、また爪を剥ぐ癖もあったため、完治までは時間がかかりました。その間に爪の成り立ちから、ケアの仕方、テーピング等を指導して漸く完治としました。
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